田舎と都会
はじめまして スタッフの村井です。
今年の春に入社し、気が付けばもうすっかり秋になってしまいました。
事務所の外は山手通りの金木犀でいい匂いがしています。
ちょうど1年前の今頃、面接に来たことが昨日のことようです。
このブログも私が篠崎事務所に入りたいと思った大きな決め手でもありました。
一語一句がとても丁寧に、大切に紡がれていて
日々の気づきが全て、建築の思考につながっていることを実感しました。
真面目な文章の中に少しほっこりするような文面があって
今思えば、先輩スタッフの方々や事務所の色がそのままでているなあと思います。
そんなブログを自分が更新できるのは
嬉しく、感慨深く、とっても緊張します。
私は事務所に来るまで、20年以上富山に住んでいました。
家の周りには田んぼと山と川しかありませんが
天気のいい日は立山連峰が広がり、
あまり知られていませんがとってもいいところです。
東京は、みんな急いでいて、すごく息苦しそうな街だなあと思っていましたが
最近はむしろ、東京に住んでいる人の方が自由にのびのびと生活しているような気がしています。
先日、代々木公園を散歩していると、
ガチャガチャ楽器を鳴らしている学生や、ポートレートを撮っている人、
シートを広げてバースデーパーティーをしている人、作曲中のバンドマン
歩くほどにいろんな人が登場してきて、違う表情や音に出会える、
なんだかドラマの中のワンシーンに入り込んでいる感覚でした。
東京が面白いなあと思うのは、
本当にいろんな人がいるところだと思います。
多様な人の価値観を許容し、自分の世界を広げていくことで
たくさんのシーンが生まれる建築を設計できるようになるのではないかと思います。
地方で学んだこと、都会で学ぶこと、
両方を大切に、丁寧に、楽しんで設計していきたい思います。
寒くなってまいりましたので
くれぐれもお身体にはお気をつけください。
村井